メールソフト設定方法「匠」
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受信はできるけど送信だけができない原因

2006年頃から大量に送信されるスパムメール対策の一環として、プロバイダーが送信メールサーバーに規制をかけた「Outbound Port 25 Blocking」というのが関係している可能性があります。ここではOP25Bについては触れませんが、これらを回避する方法として提供されているSMTP認証の設定方法(SMTP-AUTH)について解説します。

SMTP-AUTHの変更方法

どのメールソフトも基本的には変更方法は同じです。ここではOutlook2016で解説したいと思います。まずはOutlook2016を起動し、画面左上の[ファイル]をクリックします。

アカウント情報内の[アカウント設定]ボタンをクリックし、プルダウンメニューからさらに[アカウント設定]を選択します。

アカウント設定ウィザード

アカウント設定ウィザードが開きますので、変更したいメールアカウントをアクティヴ(選択)しておき、上部メニュー欄の[変更]をクリックします。

アカウント変更ウィザード

現在の設定内容が表示されますので、右下の[詳細設定]をクリックします。

詳細設定の入り口

3つのタブが表示されますので、それぞれのタブを以下のように設定します。

[全般]・・・変更無し。

[送信サーバー]・・・[送信サーバー(SMTP)は認証が必要にチェックを入れ、[受信メールサーバーと同じ設定を使用する]にもチェックを入れます。

[詳細設定] ・・・[送信サーバー]欄を25→587に変更する(この数字はプロバイダーによって異なるので要確認)

全般タブ 送信サーバータブ

詳細設定タブ

設定が終わったら[OK]を押してアカウントの設定ウィザードに戻り、[アカウント設定のテスト]をクリック。

アカウント設定のテスト

自動でテストが行われますので、受信、送信それぞれ緑のチェックマークが付いたら送受信完了できた証拠です。最後に「次へ」をクリックすると完了します。

送受信テストの結果